ヘルニアエフェクトボードデザイン根尾です。
先日、念願の「水木しげる 魂の漫画展」に一人行ってきました。すんげー良かった。平日なのに大盛況でしたね。
ただ、会場は帯広。高速使わずの日帰り往復約9時間、400kmちょいの地獄ルートで美術館滞在2時間以外はほぼ運転、というケツの割れる一日でした。でも大満足、山あり谷あり、冬あり秋あり、行けてよかった。
さて、今回は最近の製作からのご紹介です。
いつも激しくお世話になっております、大阪府の伊藤 良哉 様からオーダーいただきました。本当にありがとうございます。
完成図は納品後にいただいた現場画像から。こちらです。
前回、MDF材ボードを使用してのご依頼をいただいておりました。
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実は前々回もMDF材で製作させていただいております。
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今回も持ち運ぶ手段として、ケースはあるので中身のみ、という感じです。バンドごとに使い分けるという場合にすごく便利ですよね。
よりコンパクトに、より理想のサイズで作れるメリットもあります。
今回は「最大限にコンパクトで」ということでしたので、パワーサプライと電源ユニットからの接続部分はボードの外に出してあります。
常時接続の場合に必要になるボードの奥行きを、ここで約2cmカットしています。
移動時は抜いてセッティング時に接続、というのは打ち合わせ時の伊藤様からのアイディアです。
その後、製作前のパターンのご提案がこんな感じです。
採用は#1の案でした。
チューナーのDCケーブル部分をかさ上げでかわすことで、さらに約2cmボードの奥行きを縮めています。24cmか20cmか、、、地味ですがけっこう印象が変わります。
■ ギター
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・BOSS / PW-3 (ワウペダル) ※使う時のみボードの外に配置
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・tc electronic / polytune (チューナー)
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・King Tone / THE DUELLIST (歪み)
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・strymon / El Capistan (テープエコー)
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・strymon / FLINT (リバーブ)
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■ アンプ
パワーサプライは strymon / Ojai です。
この部分ですね。
移動時は抜いて使用する時は接続。こうすることでボード自体の奥行きが約2cm変わります。
外付けでワウを使用することもある、ということでパワーサプライの外側の端子(画像右端)を空けてあります。
ワウを使わない時がある場合や、使用感を優先させて自由に角度を調整したい場合は、「ボードの外に配置」というのも1つの手です。使用しない時の軽量化にもつながりますしね。
MDF材の裏側は、滑り止めも兼ねての硬質スポンジです。
会場の床材によっては、ツルッツルになったり吸い付き気味で持ち上げることが困難になったりしますので、足は大事ですね。
右上のボードサインは少し持ち上げる時の「取っ手」の役割も兼ねています。
伊藤様、本当にいつもありがとうございます!